県産ヒノヒカリ 夏場の高温の影響で等級が下がり、買取価格も落ち込む
県産ヒノヒカリのうち、最も評価の高い「1等米」の割合の推移を表したグラフです。
去年県内で収穫されたヒノヒカリのうち、「1等米」となったのは7.9パーセントと、過去20年間で最低でした。
年によっては、「1等米」が6割から7割を占める年もあったのに、去年は1割にも満たなかったのです。

去年収穫されたヒノヒカリ、粒が白く見えるものがあります。
これは「白未熟粒」といって、夏場の高温の影響ででんぷんが十分に蓄えられなかった状態で、これがあると、等級が下がり、買取価格も落ち込んでしまいます。

(宮崎県農産園芸課 宇藤山 浩 さん)
「1等米、2等米で買取価格が変わってきます。等級の格下げがあると、農家さんのモチベーションの低下にもつながるのかなと。ひいては、当然、経営的にもデメリットがあるのかなと思います」
