被告は結婚して産休に入ると収入が減る不安から競馬をしたのち、2023年4月には美容モニターなどの副業を開始。『動画を見ると金を稼げる。課金するとそれ以上の金がもらえる』という誘いに乗り、およそ90万円をだまし取られ、貯金がほとんどなくなりました。

イメージ

その頃、SNSで知り合った者から『オンラインカジノで多くの人が成功している』と誘いがありました。

被告は2023年11月ごろからオンラインカジノにのめりこむようになり、消費者金融や、友人からも借り入れてつぎ込むようになりました。

去年2月、親族に打ち明けて80万円を援助してもらうもやめられず、8月頃SNSで知り合った「ろん」という人物に銀行口座を売りました。12月に再び「ろん」に連絡し、銀行口座を売却したということです。

検察は、被告が口座の売却を繰り返していたとして、5月中にも追起訴する方針です。