青森県鰺ヶ沢町の特産で、岩木山麓の標高が高く、寒冷な地域で栽培されている「アスパラガス」の収穫が、平年より2週間程遅れて始まりました。

鰺ヶ沢町で栽培されている特産のアスパラガスは、岩木山麓の涼しい気候を活かして栽培され、生産量は県内トップクラスを誇ります。

例年4月下旬から収穫が行われますが、今シーズンは雪解けが遅く、平年より2週間ほど遅れて収穫が始まりました。

こうしたなか、中村地区の川田春實さんの畑では約50アールでアスパラガスが栽培されていて、13日から今シーズンの収穫作業が始まりました。

畑の畝(うね)の間には、湿度と地面の温度を保つために稲わらが敷かれ、地面から生えたアスパラガスの収穫に必要な長さがわかる専用のハサミを使って、1本1本丁寧に収穫していました。

アスパラガス生産者 川田春實さん
「やっと(収穫時期が)来ました。旬のアスパラは甘くて柔らかい感じ。焼いてミソを付けたり、漬物としてめんつゆに漬けるとか。子どもが好きなのは固ゆでして、ミソマヨネーズに漬けて次の日に食べるとおいしい」

鰺ヶ沢町のアスパラガス収穫は、6月末頃まで露地普通栽培が行われ、その後、茎を立てて、夏にも収穫する立茎栽培に切り替えて9月下旬まで収穫が続きます。