急増する特殊詐欺の被害を防ごうと、熊本県警が熊本市の住宅を個別に訪ね、注意を呼びかけました。

チラシを手に警察官が住宅を1軒1軒まわります。14日、熊本県警が注意を呼びかけたのは、多発する特殊詐欺、いわゆる「電話でお金詐欺」についてです。

熊本県警によりますと、2025年1月から4月末までに申告のあった被害は73件で、被害総額は約3億8900万円となっています。

被害件数は、2024年の同じ時期と比べ約5倍に増加していて、4月には詐欺への注意を呼び掛ける『電話でお金詐欺アラート』が初めて出されていました。
最近の傾向としては、警察官や行政職員を語る特殊詐欺の被害や相談が目立つということです。
熊本南警察署地域課 田代純一 巡査部長「電話がかかってきた場合は、簡単に信じるのではなく、1回電話を切って、確実に家族や警察に確認してほしい」