備蓄米 入札条件の見直しは?
“困窮家庭”の家計を圧迫するコメの価格高騰。12日発表されたスーパーのコメの販売価格は18週ぶりに下落に転じましたが、5kgあたり4214円と、依然高い状況が続いています。

江藤拓 農林水産大臣(13日)
「できることは何があるのか、毎日のように省内で検討していますので」
農水省が検討しているのが「備蓄米の入札条件の見直し」です。

現在、政府は売り渡した備蓄米と同じ量のコメを「1年以内に買い戻す」ことを条件にしています。しかし、今年秋のコメの収穫が見通せない中、この条件がハードルとなり、入札に参加しているのはJA全農など一部の大手業者だけ。そこで「買い戻し」の条件を見直すことで入札に参加する業者を増やし、備蓄米を広く流通させたい考えです。
ただ、13日の会見では具体的な対策について言及なし。後手に回る政府の対応に、諦めの声すら聞こえてきます。