市民が一丸となって暴力団の排除を目指す団体の総会が高知市で開かれました。暴力追放高知市民会議は1985年に高知市で起きた拳銃発砲事件をきっかけに結成され、毎年総会を開いています。
(暴力追放高知市民会議 桑名龍吾 会長)
「暴力団を恐れない、暴力団に資金を提供しない、暴力団を利用しない、暴力団と交際しないの“三ない運動プラス1”を地道に続けていくことが大事」
高知県内の暴力団の構成員などは2024年の12月末時点でおよそ40人と、20年前のおよそ510人に比べて大きく減少しています。しかし、近年は全国的にSNSなどを利用した特殊詐欺や、匿名・流動型犯罪グループ「トクリュウ」による詐欺など、暴力団が犯罪グループを使って資金を得る傾向が強まっています。
会議ではこれらをふまえ、県内でも詐欺事件が多発していることから、暴力団と詐欺事件の関与や「トクリュウ」の台頭を見据えて、取り組みを強化していく方針です。