愛媛県内で相次ぐ特殊詐欺の被害を受け、県警は金融機関と協定を締結しました。
不審な口座に関する情報共有など被害防止に向け連携を強化するとしています。

県内ではことしに入り、警察官などをかたる人物からの電話がきっかけとなり、現金を振り込まされてだまし取られるなど「特殊詐欺」の被害が相次いでいます。

県警によりますと、ことし1月から先月末までに確認された「特殊詐欺」による被害は50件で、合わせて、およそ1億4300万円がだまし取られたということです。
去年の認知件数が135件で、被害総額が、およそ2億5500万円だったことから、被害は急激に増加しているとみられます。

これを受け県警は、JA愛媛県信連と県内に11あるJAとの間で被害の拡大防止に向けた協定を締結しました。

具体的には、詐欺への使用が疑われるなど不審な口座を発見した際の情報共有などが取り決められています。