ゴールデンウィークが明けて1週間ほど経ちましたが、体がだるくなったり、やる気が出なかったりといわゆる「五月病」に悩んでいる人が多いのではないでしょうか。専門家に対処法を聞きました。
(山崎直人記者)
「この時期、なんとなく体がだるく、やる気が出ないといった症状『五月病』。連休明けから1週間がたちますが、皆さんは大丈夫ですか?」
(専門学校1年生)
「最近起きるのがつらいとか、そういうのですかね」
(飲食店事務の女性)
「行くしかないので、仕事が溜まっているので行きました」
この春、転職したという女性は…
(この春転職した女性)
「重い腰を上げて頑張って行くっていうのはありました。緊張とストレスで帰ったらバタンって感じで・・・」
一方、専門学校1年生の4人組は。
(記者)「五月病、皆さん、何か実感ありますか?」
(専門学校1年生4人組)
「ちゃんと睡眠したのに寝足りないです」
「寝ても寝ても眠いです・・・」
「(GW)11連休でした。めっちゃ長くて、ダラダラして、急に体動かしたから、それで」
不眠や食欲不振などの身体的な症状と気分の落ち込みや集中力の低下などの精神的な症状がみられるという「五月病」。
メンタルヘルスに詳しい、県立看護大学の川村道子教授は、五月病になりやすい人には特徴があるといいます。
(宮崎県立看護大学 川村道子教授)
「一人で一生懸命頑張る、弱音をはかない、責任感が強い、そういったタイプの人が(五月病に)陥りやすい」
また、川村教授はSNSが日常にあるなか、人と直接話す機会が少なくなっていることも悩みやストレスが発散しづらい状況につながっていると指摘。
身近な相手に相談することも「五月病」には有効な対処法です。
(宮崎県立看護大学 川村道子教授)
「人に自分の言葉で今の状態を語ることそのものが自分の状況を客観視することになるので、客観視できれば、何が、どうまずかったのかが、おのずと自己分析しているわけで、そうすると、生活改善もできるので、語ることは大事」
「五月病」は、正式な病名ではなく、医学的には「適応障害」の状態。
長引いた場合には、「うつ病」を発症するケースもあり、適切に対処することが必要です。
(宮崎県立看護大学 川村道子教授)
「今までやっていた生活のリズムとか食事の状態、睡眠が今までやってきたものとは変化している思うので、まずは生活を立て直すのが基本」
新年度がスタートして1か月余り、無理なく、自分の気持ちと向き合うことが大切です。
川村教授によりますと、ハッピーホルモンと呼ばれる「セロトニン」が含まれるバナナやナッツを食べることもおすすめだということです。
※MRTテレビ「Check!」2025年5月13日(火)放送分から
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