無断でつくった合鍵で元部下の女性が暮らす住宅に侵入したとして、青森県教育委員会は、西北教育事務所の元所長の男を懲戒免職としました。
県教育委員会 風張知子 教育長
「社会の信用を著しく損ね、教育全体に対する県民の不信をまねくものであり、深くお詫び申し上げます」
県教育委員会は13日に会見を開き、西北教育事務所の元所長・加藤寛隆 被告(57)の懲戒免職を発表しました。
加藤被告は2025年2月までに6回、好意を持っていた元部下の女性が暮らす青森市の住宅に、無断で作った合鍵を使って侵入したとされています。
5月8日には、懲役1年・執行猶予3年の有罪判決が言い渡されました。
県教委の聞き取りに対して、加藤被告は「県行政への信頼・信用を失墜させたことは慚愧(ざんき)にたえず、深く反省している」と話しているということです。
県教育委員会 風張知子 教育長
「こういった事案が度々起こることは大変遺憾に思っていますし、自覚をもって行動していただきたい」
県教委は、13日付で所属長に対して職員の綱紀粛正を通知し、公務員は勤務時間を問わず信用を傷つけることをしないよう、指導監督の徹底を求めています。