4月、手漕ぎボートに乗り青森県の横浜町沖に流された釣り人を助けたとして、青森海上保安部は救助活動を行った漁協職員や漁師ら3人に感謝状を贈りました。
感謝状が贈られたのは、横浜町漁協の職員で、指導船ちはやの船長・中山利広さん、漁協所属の太洋丸の船長・青木大稔さん、それに、青木さんの息子で船員の祐太郎さんの3人です。
海上保安部によりますと、4月28日の午後6時過ぎ、横浜町の百目木漁港周辺の海域で、手漕ぎボートに乗って釣りをしていた八戸市の30代男性が沖に流されたと118番通報し、漁協から連絡を受けた3人が現場へ急行しました。
手漕ぎボートに乗った男性は、百目木漁港から北西に約2kmの横浜町沖に浮かぶ漁具のロープにつかまっていたところを、青木さん親子の船に発見され無事救助されました。
太洋丸 青木祐太郎さん
「迅速に対応できたので、尊い人命を救助できたので、自分達もうれしく思いますし、今後も釣りをする皆さんは、風が急変して吹き荒れることもあるので、安全に航行できるように事前に準備してもらえたらと思います」
青森海上保安部では今後も各漁協と訓練を重ね、万が一の事態に備えたいとしています。