不動産鑑定士で弁護士でもある澤野順彦さん。60年以上のキャリアを持ち法科大学院などでも教授を務めました。

2020年、県の依頼を受けて山中湖村の県有地の「適正な賃料」について不動産鑑定意見書を作成します。

澤野さんが作成した不動産鑑定意見書

澤野さんは当時の賃料、年およそ3億2000万円に対して6億9000万円が妥当という鑑定評価を出しました。

不動産鑑定士・弁護士 澤野順彦さん:
「これは歴史的な沿革を考慮して法律の解釈を行うべきという前提で、(契約が結ばれた)平成29年から訴訟になるまでの経済変動、これは借地借家法に規定があります。この規定に沿った変動要因を考慮して求めるというやり方です」