フィリピンでマルコス大統領とサラ・ドゥテルテ副大統領の対立が深まるなか、大統領へ“信任投票”とされる中間選挙が行われました。
フィリピンの中間選挙は、大統領の任期6年の折り返しとなるタイミングに、上院と下院、それに地方自治体の知事や市長など、あわせておよそ1万8000のポストを改選するもので、12日に投開票が行われました。
「麻薬戦争」と呼ばれる強硬な違法薬物対策をめぐり、ICC=国際刑事裁判所に引き渡されたドゥテルテ前大統領や、汚職などの疑惑で弾劾訴追された長女のサラ・ドゥテルテ副大統領は、マルコス大統領らと激しく対立。次の大統領選を見据えた両陣営の主導権争いが注目されるなか、地元メディアは、法案や予算案の審議で強い権限を持つ上院で、マルコス派が優勢になったと報じています。
一方、ドゥテルテ前大統領は地盤とする南部ミンダナオ島のダバオ市長選に立候補していましたが、不在のまま当選を確実にしました。
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