山梨学院大学の寮で男子学生から性暴力を受けたにも関わらず、大学が適切な対応をとらなかったとして、留学生だった女性が大学と男子学生におよそ4100万円の損害賠償を求める訴えをおこしました。

訴えを起こしたのは山梨学院大学に留学していたアメリカ国籍の20代の女性で、2023年2月、学生寮の部屋で 留学生だった20代の男子学生から胸を触られるなどの被害を受けたということです。

女性は大学のカウンセラーなどに相談しましたが「被害を忘れるように」「事件として成り立たない」などと回答されました。

原告側の会見 東京都内 9日

女性は心身の不調で、退学と他の学校への編入を余儀なくされたとして大学を運営する学校法人と男子学生におよそ4100万円の損害賠償を求める訴えを東京地裁に起こしました。

大学側は「訴状の内容を確認した上で、適切に対応してまいります」としています。