山形県内ではきのう未明から朝にかけて、小国町や長井市などで最大瞬間風速が
5月の観測史上最大を記録するなど強い風が吹きました。

80代の男性が転倒して大けがをしたほか、建物が破損する被害が相次いで報告されています。

山形地方気象台によりますと、県内ではきのう最大瞬間風速が、小国町で31.6メートル、長井市で27.4メートル、山形市で23.7メートルを観測するなど、4地点で5月の観測史上最大を記録しました。

県のまとめでは、この風の影響で、山形市の80代の男性が風にあおられ転倒し、右足の骨を折る大けがをしました。

また、建物への被害も出ています。

住宅では山形市の6棟が一部損壊。飯豊町の2棟にも被害が出ていて県などが詳細を確認しています。

住宅以外の建物では山形市で3棟が一部損壊したほか、南陽市で1棟と飯豊町で4棟に被害が出ています。

この他、きのうは小国町や長井市でも被害が出ているほか、ビニールハウスや農機具倉庫の損壊も確認されていて、県が詳しく調べています。