岩手県内の世界遺産の価値や魅力を子どもたちに伝えようと、毎年恒例の達増拓也岩手県知事による出前授業が九戸村の小学校で行われました。

達増知事の出前授業は、「平泉」「御所野遺跡」「橋野鉄鉱山」の県内3つの世界遺産の価値や魅力を子どもたちに知ってもらおうと行われているものです。
九戸小学校の6年生を対象に行われた2025年度1回目の12日の授業で知事は、学校からも近い県の北部にある御所野遺跡にまつわるクイズを出題。

県内でおよそ8500か所の縄文時代の遺跡が発掘されていることを知ると、児童たちは驚いていました。
また児童たちは「平泉」についても学びました。

(達増知事の授業より)
「生き物みんなを大切にしようという環境問題の発想も900年前にあったのが平泉のすごいところです。で、実際どういうものを作ったのかというと、金色堂ですね」

授業を受けた児童は6月、修学旅行で平泉町を訪れる予定で、今回の出前授業はその事前学習でもあります。

(児童は)
「県知事から授業を受けられるっていう特別な体験をできてうれしかったです」
「家族にいろんな世界遺産があるんだよとたくさん教えてあげたいなと思いました」

達増知事による出前授業は、2025年度、あと3回実施される予定です。