おいしそうに朝ごはんをほおばる小学生たち

小学生
「おはようございますー」
保育所にランドセルを背負った子供たちが入っていきます。
部屋の中をのぞいてみるとおいしそうにご飯をほおばる子供たちの姿が・・・

重信唯さん
「(中央区は)共働きの方が多いので、朝ごはんをどうしも子供だけで食べて(学校に)行くとかそれだったらみんなで楽しくここでご飯食べて、登校したらいいんじゃないかなという思いがあって」
子供の新たな居場所として去年8月にオープンしたのが「朝の子ども食堂」です。
月2回、子供たちに朝ごはんを提供しています。

山本ちひろさん
「炊けたーごはんが炊けました12合くらい炊くかなきょうは」
松元奈津美さん
「きょうはお味噌汁にしようと思って(ニンジンは)苦手な子もいるのでここでだったらお友達と一緒に楽しく食べてもらえれば」
準備をしているのは保育士の山本ちひろさんと栄養士の松元奈津美さん。
2人とも重信さんの思いに共感した小学3年の子供を持つ母親です。
山本ちひろさん
「(子供が)集まれる場所があったらいいよねっていろんなお母さんから聞いていて、でもみなさんハードワークでやりたいけど出来ないというのが本心なのでちょっとでもやれる人がやったらいいんじゃないかなと思って」
家庭への負担を考え小学生は1食わずか60円。
もちろん利用料だけでは赤字なので使用する食材の大半を地元企業や農家などからの寄付でまかなっています。