能登を地盤とする衆院議員同士の「代理戦争」 県議補選で明暗くっきり
与野党一騎打ちの戦いとなった今回の県議補選。さながら自身の次なる戦いを見据えるかのように、連日応援に駆け付け支持を訴えたのは自民党・西田昭二衆院議員でした。
2024年の衆院選では、石川3区で小選挙区では敗れ比例復活に甘んじた西田議員ですが、今回の勝利は大きな意味合いがあったと振り返ります。

西田昭二衆院議員「県議補選の選挙ではあったけど、全県挙げての勝利だと思っているので、しっかりと連動しいい意味での流れにつながってほしい」
一方、衆院選の石川3区・小選挙区で当選した立憲民主党の近藤和也衆院議員は、今回の結果に目をはらしました。

立憲民主党・近藤和也議員「(敗因は)今は分からないし分かっていたらこういう結果にならない。私たち自身が至らない所があってそれを分かっていないことがダメだったと思う」
与野党によるし烈な戦いが幾度も繰り広げられてきた「政争のまち」の選挙戦。
ふたを開けてみると、200票余りの僅差で競り勝った2年前の県議選より600票あまり票を上積みし、与党側が選挙戦を制する結果となりました。
当選から一夜明け、宝達志水町の選挙事務所前でドライバーらに感謝を伝えた宝達さん。県政への意欲を語ります。
宝達典久さん「被災者の方の支援、そして復旧、これが重要なこと。これまでも町長として取り組んできたことだが立場は変わる。また、地域の実情を県、国の方にもしっかりと伝え取り組みたい」
宝達さんの任期は13日から2027年4月29日までです。