現職の石川県議会議員の死去に伴う羽咋市羽咋郡南部選挙区の補欠選挙は、11日投開票が行われ、自民系で前の宝達志水町長の宝達典久さんが、非自民系の元県議会議員、本吉淨与さんを破り初当選を果たしました。

宝達さんは、被災者の支援や復旧へしっかりと取り組んでいきたいと、県政への決意を新たにしていました。

投開票が行われた11日。それぞれの選挙事務所で支援者らが開票の様子をかたずをのんで見守る中、吉報が届いたのは宝達さんの事務所でした。

3期目の任期途中で町長の職を投げうち県議選に臨んだ宝達さん。3月に亡くなった稲村建男さんの後継として、国や県と連携した震災からの復旧復興や魅力ある街づくりを訴え、本吉さんに900票近い差をつけ初当選を果たしました。

初当選を果たした宝達典久氏「厳しい選挙だったけど日を追うごとにこの地域のために頑張らないといけないと決意を強くしながら進んできた。この地域をより良い地域に、自慢できる地域にしていきたい。これからも精一杯頑張っていきます」

初当選を果たした宝達典久さん

一方、県議への返り咲きを狙った本吉さんは、県議を3期12年務めた実績や、市民・町民に寄り添う政治を強調しましたが及びませんでした。

敗戦の弁を述べる本吉淨与さん

敗戦の弁を述べる本吉淨与さん「最高の選挙をやっていただいたと今でも思っている。こういう結果を招いたのはひとえに私の不徳の致すところ」