帝国データバンクが4月に行った景気動向調査の結果を公表し、山形の景気DI(ディーアイ)が3か月連続で悪化したことがわかりました。
帝国データバンクによりますと山形の景気DIは36.5で前の月に比べ0.3ポイント低下しました。3か月連続の悪化です。
全国は42.7で0.8ポイントの低下となりました。
県内企業の規模別では大企業は39.3で2.6ポイント改善したものの、中小企業は36.2で0.6ポイント悪化しています。小規模企業も35.5で2.6ポイント悪化しました。

先行き見通しのDIでは「3か月後」が40.3で1.1ポイント悪化。「6か月後」は41.0で1.6ポイント悪化。「1年後」は42.6で0.5ポイント悪化となり、3指標すべてで2か月連続の悪化となっています。

帝国データバンクでは「6か月後」「1年後」については3か月連続で前月比で悪化となり、厳しい見方が根強いとしています。

概況についての聞き取りでは旅館・ホテル、中小企業からは限定的ながら改善に向かう声が聞かれたということです。
しかし、サービス、小規模企業からは「企業の設備投資意欲が低い」との声が聴かれたということです。
製造、小規模企業からは「トランプ関税発動で買い控えが起きている」などの声が聞かれたとしています。
これを受け帝国データバンクでは景気DI悪化の背景が見て取れるとしています。
