日本原水爆被害者団体協議会のノーベル平和賞の授賞式にともない、去年12月に
ノルウェーを訪れた被爆者の一人、金沢市の西本多美子さんらが11日報告会を行いました。


4歳のときに広島市で被爆し金沢市に住む西本多美子さんは、石川や富山で被爆体験を語り継ぐ活動をしています。報告会では、西本さんが去年12月にノルウェーの国会で被曝の体験について語った際に感じたことなどを話しました。

西本多美子さん
「ノルウェーのオスロに行ったとき、議員さんたちが初めて証言を聞いたのだと思う。身を乗り出すようにして、食い入るような目で話を聞いてくれた」


今年9月には西本さんが制作に携わった被爆体験をテーマにした絵本が出版される
予定で、今後も自身の体験を語り継ぐ活動を続けます。