大阪市西成区で小学生7人が車にはねられ重軽傷を負った殺人未遂事件。発生から1週間が経ちました。なぜ相手が小学生だったのか、なぜ現場が大阪だったのか、当日の状況から振り返っていきます。
事件発生はGW真っただ中の午後

事件が起きたのは5月1日午後1時半過ぎ、消防への1報は「子どもが何人か車にひかれた」という通行人からの通報からでした。
現場は西成区千本中2丁目にある「千本小学校」の南東側、校門からほど近い場所でした。
道幅は約3・7メートルの狭い一方通行の道を白いSUVの車が南向きに走行していた際、小学生の児童が歩いていた列に突っ込みました。警察などによりますと、小学2年生が5人(男児4女児1)、小学3年生が2人(男児2)、の計7人が車にはねられ、このうち小学2年生の女の子があごを骨折、小学2年生の男の子が左腕を骨折する重傷、その他の5人は打撲するなどして軽傷だということです。小学校は4時間目までの短縮授業で、児童らは給食を食べたあと下校していた最中でした。