“初動捜査の要”とも言われる「110番通報」への対応に磨きをかけるため、この春に赴任した警察官が技能訓練に臨みました。
青森県内全域からの110番通報を受ける県警察本部の通信指令課は9日、この春に赴任した警察官3人の習熟度を確認し、対応力向上を図るために技能訓練を行いました。
訓練は「強盗事件」や「ひき逃げ事件」を想定し、通報の受理役と出動要請をかける指令役に分かれます。
受理役は通報者を落ちつかせながら指令役にタッチパネルで状況を伝え、指令役は無線で警察署に情報を伝えます。
訓練が終わると、野里和保 生活安全部長が3人に「難しい場面、局面で焦ることなく、一生懸命やっていた」と講評しました。
訓練に参加 長尾篤央 警部補
「被害にあわれている方の安全第一で、犯人がいる場合には犯人を1秒でも早く捕まえるということを意識してやっていけたら」
県警が2024年の1年間で受理した110番通報は5万件を超え、そのうち9000件近くが「いたずら」や「間違い電話」などでした。
県警は、緊急の対応を要さない相談などは、ダイヤル「#9110」に連絡するよう呼びかけています。