ウクライナのゼレンスキー大統領がアメリカのトランプ大統領と電話会談し、ロシアとの30日間の停戦を「きょうにも開始する用意がある」と表明しました。

ゼレンスキー大統領は8日、電話会談でトランプ大統領が「戦争を終わらせたがっていて、停戦の必要性を支持していることを確認した」と明らかにしました。

ゼレンスキー氏は、トランプ氏に対し「30日間の停戦をきょうにも開始する用意がある」と改めて伝えたということです。

トランプ氏は会談について明らかにしていませんが、「理想としては30日間の無条件の停戦を求めている」と投稿。「もし停戦が尊重されなければ、さらなる制裁を科す」とロシアをけん制しています。

これに先立つ会見では、和平交渉の進展に楽観的な見方を示していました。

アメリカ トランプ大統領
「我々は前進していると思います。戦闘も前とは少し違っている」

一方、ロシアではきょう、第2次世界大戦の対ドイツ戦勝記念日を迎え、日本時間の午後4時から式典が開かれます。

中国などおよそ25か国の首脳が出席するほか、軍事パレードには13か国の軍隊が参加するとしていて、プーチン政権としては友好国との結束をアピールする狙いです。