不正な会計処理が明らかになった松本マラソンについて、松本市の臥雲市長は法律や会計の専門家などによる検証組織を速やかに立ち上げたいと述べました。

松本マラソンではおととしの大会の決算が、実際には1500万円余りの赤字だったにもかかわらず、大会運営の委託費を少なく計上する不正な処理によって、市の担当者が赤字を隠して会計報告していました。

松本市議会は今月2日に開いた全員協議会で今年の大会の中止を了承した上で、第三者による検証を求めていました。

8日の会見で臥雲市長は市議会の求めを受けて、法律や会計の専門家数人を選んだ上で、市の職員を含めた検証組織を速やかに立ち上げたいと述べました。

検証組織は外部の専門家をトップに、法律、会計処理上の問題や今後の課題について指摘を求めたいとしています。