全国で過去最多の感染を更新している百日せきについて、県内でも感染者が高い水準で推移していて、県が注意を呼びかけています。

県によりますと、4日までの1週間に県内で確認された百日せきの患者数は33人で、前の週より5人減りましたが、依然、高い水準にあります。

百日せきは咳が長引く気道の感染症で、生後6か月までの乳児が感染すると重症化するおそれもあります。

全国では、先月27日までの1週間に報告された患者数が2176人となり、すべての患者数の報告を求めるようになった2018年以降、5週連続で過去最多を更新しています。

県はマスクの着用や手洗いなどの予防を呼びかけています。

このほか、県内で6年ぶりにはしかの感染者が確認されました。
はしかは非常に感染力が強く、発熱や全身の発しんが主な症状です。

県は「接触者を限定できていて、経過観察をしている。感染拡大の可能性は少ない」としていて、予防接種を受けていない場合は、接種を検討してほしいと呼びかけています。