冷たい雨の降る4月の夜、歩道に座り込む “ずぶ濡れ” の高齢とおぼしき男性…。通りかかったのは21歳の女性でした。女性はこの前日、祖父を亡くしたばかりで、雰囲気が似ていたので「つながるものがあったのかな」と、当時の状況を振り返りました。
射水市の会社員、澁谷千奈さん(21)は4月20日午後10時半ごろ、富山市婦中町から射水市内の自宅に母親と車で帰宅途中、射水市戸破の市道の歩道で座り込む70代の男性を発見しました。
助手席の澁谷さんは「夜の10時半だったけど、その時間に横断歩道の近くでおじいさんが座り込んでいること、普通はない。しかも1人で。動いている様子もなかったので、何かがおかしいなと…」
運転していた母親も、娘に促され、その場を一旦通り過ぎたものの、すぐさまUターンして車を停めました。

座り込む男性を発見した会社員 澁谷千奈さん
「おじいさんはポケットに手を入れて、ずっとうずくまって震えていた。最初は目も閉じていて、声をかけたら目を開けてくれましたが、ずっとうずくまっていたので、大丈夫かなと…」

