5月11日に初日を迎える大相撲夏場所。
幕内から陥落した上松町出身の御嶽海は、十両筆頭として挑みます。
再起への思いを聞きました。

東京・両国の出羽海部屋。場所前の厳しい出稽古などを前日に終えた御嶽海は、8日から最後の調整に入りました。

前頭17枚目で迎えた3月の大阪場所で6勝9敗と負け越し。幕内から陥落し、10年ぶりの十両で夏場所を迎える今の心境はー。

御嶽海関:「ここ最近負けこんだりしているので、不安も大きいし、もう一度やり直さないといけないという気持ちも大きいし、大事ですね。ここでどれだけ踏ん張れるか」

周囲では引退もささやかれましたが再起を決意。掲げるのは、「原点回帰」です。

御嶽海関:「もう1回10年前の御嶽海に戻らないといけないかなって。押し相撲に徹底していきたいと思います」

3月下旬には、木曽町の相撲場開きに足を運ぶなど、これまで地元を大切にしてきた御嶽海。

不調が続く中でも、応援を続けてくれる信州のファンに恩返しがしたいと話します。

御嶽海関:「どんな時も長野の皆さんすごく応援してくれるのは伝わって来るのでそろそろちょっと恩返ししないと…。今場所こそしっかり踏ん張って、長野の皆さんに喜んでもらえるようにしたい」

夏場所での目標はー。

御嶽海関:「一場所で(幕内に)戻りたいので、きれいな相撲を目指す必要はないかな、もうがむしゃらに怖がらずに相撲をとるしかない。やっぱり『強い御嶽海』を見せたいというのがあるので、10年前に戻って本当に必死こいて勝ちにいきたいと思います」

11日に初日を迎える夏場所。「強い御嶽海」の復活へ、「原点回帰」で臨みます!