2022年度の県内総生産や経済成長率が2年連続でプラスとなったことが高知県の発表で分かりました。

県によりますと2022年度の県内総生産は2兆4074億円で前の年度より284億円増加しました。物価の影響を除いた「実質」の数値も含め、2年連続のプラスです。また県内の経済成長率についても、1.2%のプラス、さらに、1人当たりの県民所得も4万2000円増加の270万3000円となっています。建設業など一部の産業では減少も見られましたが、コロナ禍が落ち着き、宿泊・飲食サービス業や製造業の総生産が伸びたことが主なプラスの要因としてあげられています。全体的にコロナ禍前の水準までにほぼ回復したということで、県は「県内の経済成長をプラスに受け止めている。翌年度は新型コロナの5類移行や物価の上昇などもあり詳しく調べる」としています。