大分市下郡地区で進められている庄の原佐野線の高架橋の工事に伴って、7日から市道の一部が通行止めとなりました。周辺道路に及ぼす影響や今後の計画について取材しました。

通行止めとなるのは、市道下郡北羽田線の一部区間で、徒歩で約30秒で通れたルートですが、今回の工事によって迂回する必要があり、10分近くかかります。

(周辺住民)「きょう通行止めになっていてすごく焦って、早めに家を出ていて良かったなと思いました」「迂回が必要になるので、それでまた渋滞が増えるとちょっと困るかなというのがありますね」

(県土木事務所 田中祐介さん)「いま行っている下郡工区の工事としては令和9年中の開通を目標に頑張っています。宗麟大橋の先から米良バイパスまでの区間が、高架構造になります」

現在工事している下郡の区間は、大分市内でも頻繁に渋滞が発生する場所です。県警によりますと、7日午前8時時点で米良バイパスから下郡工業団地入口交差点までおよそ500メートルの渋滞が発生。さらに、区間のそばを通る市道下郡北羽田線が7日午前9時から通行止めとなったことから、車の混雑はさらに激しくなる可能性があります。

(県土木事務所 田中祐介さん)「下郡工区が完成すれば、周辺の渋滞も緩和されるのではないかと思う。近隣住民の方であったり、通勤通学で市道を使っている方に関しては、ご迷惑をおかけしますが、ご協力をお願いしたいと思います」

下郡工区は、2027年の供用開始まで交通への影響が続きそうです。