神奈川県川崎市で女性の遺体が見つかった事件を受けて、改めてストーカー対策が関心を集めています。
宮崎県内で、ストーカーはどのくらい発生しているのでしょうか?県警察本部に聞きました。
神奈川県川崎市で住宅から女性の遺体が発見された事件。
亡くなった女性と元交際相手とのトラブルをめぐり、改めてストーカー対策が関心を集めています。
県内では、どのくらいストーカーが発生しているのしょうか?
去年、県警察本部に寄せられたストーカーの被害相談件数は490件。
ここ数年は、500件前後で推移しているといいます。
(宮崎県警察本部人身安全対策課 山口直哉 人身安全対策指導官)
「交際をしていた男女が性格の不一致やモラハラが原因で別れたあと、男性がまだ女性のことが好きで、会いたい気持ちから電話やメールを繰り返し送ったり、彼女の自宅に押しかけたり、自宅付近をうろついたりといった相談がある」
県警察本部は、ストーカーやDVなどの迅速な対応につなげようと、おととし、「人身安全対策課」を設置。
24時間体制で被害者からの相談を受け付けています。
(宮崎県警察本部人身安全対策課 山口直哉 人身安全対策指導官)
「被害者から寄せられた相談は、一件一件内容が違うので、その相談に対して危険性や切迫性を迅速・的確に実施して、被害者の安全確保を最優先とした保護対策、あるいは、検挙等の措置を確実に実施している」
去年、ストーカー規制法違反などで県内で検挙された件数は55件。
もし、被害者になった場合はどう行動すればいいのでしょうか?
(宮崎県警察本部人身安全対策課 山口直哉 人身安全対策指導官)
「今、まさにストーカーから追われている場合は、110通報してください。それ以外の相談であれば、交番・駐在所をはじめ、最寄りの警察署に相談をしてください」
凶悪な犯罪に発展する危険性があるストーカー。
被害にあったと思ったら、迷わず相談することが大切です。
緊急の場合は、迷わず110番。
それ以外の場合は警察署か交番に相談するか、警察相談専用電話「#9110」に電話してください。