アメリカ軍の輸送機オスプレイが島の上空を飛行しないよう国やアメリカ軍に求めてほしいと、住民団体が山口県の周防大島町に申し入れました。

申し入れをしたのは岩国基地の機能強化に反対する「瀬戸内海の静かな環境を守る住民ネットワーク」です。
去年11月、アメリカ海軍のオスプレイが岩国基地に配備されてから、周防大島町上空での飛行が特に頻繁になったと指摘しました。
市民団体のメンバー
「大島郡の周りをぐるっと島の形のような形で回ったりとか、以前に比べて体感的にはすごく増えてるなっていう印象があります」
オスプレイはおととし鹿児島県・屋久島沖で墜落し、事故原因として機体の構造上の問題が指摘されています。
申し入れしたメンバーは「島の真上を飛ぶことに不安を感じる」として、上空の飛行禁止と飛行の実態調査を求めました。
瀬戸内海の静かな環境を守る住民ネットワーク 河本正道 世話人
「ミカン畑で作業してるときにその上を飛びます。機体の形がはっきり分かりますね。絶対に墜落しないということはないということが分かってるから」
藤本淨孝町長は「米軍や国が機体の安全性を確認したと聞いている。飛行の実態は把握するよう努めたい」としました。