札幌・ススキノのホテルで男性が殺害され、頭部が持ち去られた事件。実行役の娘の犯行を手助けし、死体遺棄と損壊のほう助の罪に問われている母親に、札幌地裁は執行猶予付きの有罪判決を言い渡しました。
この事件はおととし7月、札幌・ススキノのホテルで会社員の男性(当時62)が殺害され、頭部が持ち去られたもので、田村瑠奈被告(31)と両親が逮捕・起訴されました。
このうち、母親の浩子被告(62)は、娘の瑠奈被告が遺体の一部を自宅に置いておくことを容認したなどとして、死体遺棄と損壊のほう助の罪に問われています。
これまでの裁判で検察側は懲役1年6か月を求刑し、弁護側は無罪を主張していました。
きょうの判決で札幌地裁は、「自宅に遺体が遺棄されているにもかかわらず、警察に通報しなかったことで瑠奈被告の心理を強めた」などと指摘。
一方で、浩子被告が後悔を述べていることを考慮し、懲役1年2か月、執行猶予3年の有罪判決を言い渡しました。
注目の記事
「“離脱して良かった”という声の方が多い」自公連立に“終止符”を打った会談の裏側と「高市総裁は総理になれるのか?」公明・斉藤代表に聞いた【news23】

敗者の脳は語る— マウス社会の「負けグセ」をつくるスイッチを発見! 脳から特定の部位を取り除くと…

【クマ襲撃】被害者の9割が顔面損傷…鼻がなくなり骨は粉砕「体を大きく見せようと立ち上がって…」医師が語るクマ外傷の実態 47歳男性はあの日を境に人生が一変

特集戦後80年「総理所感」は何を伝えたのか 沖縄戦体験者「歴史直視を」

「あの日までのお母さんも死んだ」“たった15分の横着”が奪った夫と日常 1枚800kgの鉄板落下事故 被害者家族が訴え「被害者にも加害者にもさせないために」


乳房再建は “形” でなく “生き方” 取り戻す治療…富山大学で進む乳房再建の最前線

「できなくなったことはあんまりない」両足を失っても明るさは失わない 多くの人々の心を引き付ける 笑顔はじける “車いすモデル” 葦原 海(あしはら みゅう)

死亡した白バイ警官、最高速度100キロの“通達”の中…120キロで直進して衝突、右折のトラック側「高速のバイクの接近を予見し、回避は不可能」

小学生の娘の“いたずら”から夫婦殺傷、被告が初めて自ら…「いきなり大声で『おまえか!どこに傷があるんだ、この野郎』と恫喝続き、とにかく離れて欲しかった」検察側の質問には全て黙秘 そして判決は…「被告人の証言は」

【すすきの首切断】瑠奈被告(30)について「中学入学後不登校に…同級生とのトラブルは一度もない」母親・浩子被告(61)の7回目の裁判①
