織田記念でも、アスリートが被害に遭わないよう、運営サイドは対策を強化しています。

広島陸上競技協会 新宅昭二 競技運営委員長
「競技役員が見回ることと、大型映像などで啓発をしていることと、撮影のエリアを分けて、下のエリアでは(望遠レンズなどで)撮れないエリアを設けている」
多くの陸上の大会では、短距離種目のスタート付近や、跳躍種目の着地点の正面などを撮影禁止エリアとしています。たとえ大会に出場する選手の保護者であっても、禁止エリアでは撮影することができません。
織田記念出場の中学生たち
「親としてはアップで撮りたいって言ってて、でもできないから残念って言っていました」
「真剣に陸上に向き合って大会とか記録会で走っているのに、絶対に許されないし、やめてほしいなと思います」
木村さんは、選手が十分に力を発揮するために、見る人の理解が必要だと訴えます。
木村文子 さん
「学生たちが日々練習を積み重ねてきて、この試合でハイパフォーマンスが出たら次の試合につながっていくっていう、一瞬にかける思いを持って競技をしていると思うので、まわりの方々のご理解も含めて観戦してもらいたいなと願っています」