鳥取県岩美町の40代男性が、SNSを通じて知り合った女らにだまされ、約39万円のSNS型ロマンス詐欺の被害に遭ったことがわかりました。
警察によると、3月16日ごろ、被害にあった男性のティックトックアカウントにダイレクトメッセージで女から友だち申請が届き、LINEでやりとりを始めたということです。
女と日常生活などのやりとりをする中で、「母が突然昏睡状態になり、数日間母の世話をしなければならない。私の代わりに投資の取引口座の管理をしてほしい」と頼み込まれた男性は、女の指示で投資アプリをインストール。
その後、「投資の先生」と紹介された人物とLINEでやりとりを始め、指示に従って操作したとのことです。
その後、女から「報酬を支払う」と連絡があり、男性は言われるまま取引所カスタマーサービスを名乗る人物と連絡を取り始めました。
この人物は「10万円をチャージして口座を有効にする必要がある」などと言い、男性は指示通り指定の口座に振り込んだそうです。
さらに、「取引口座は米ドルで入金されているため、日本円に換算して銀行口座位に送金する必要がある」などと「通貨換算手数料」を要求され、4月5日、男性は約29万円振り込みました。
しかし、その後も追加の手数料を求められ不審に思い警察に相談、被害が発覚しました。
警察はネット上では簡単に架空の人物や有名人になりすませるとしたうえで、ネットで知り合った人から口座管理を頼まれたり、両替の手数料を求められたりしたら詐欺を疑ってと呼び掛けています。