皆さん、「おとといの夕飯に何を食べたのか」パッと思い出せますか?すぐに出てこない人は、スマホの使い過ぎによる“スマホ認知症”かもしれません。

「認知症」と「スマホ認知症」の違いとは?

井上貴博キャスター:
毎日のようにスマートフォンを触っている人は多いのではないでしょうか。

「認知症」と「スマホ認知症」には違いがあります。

「認知症」とは、情報を脳にインプットすることができなくなっていく。「海馬」と呼ばれる部分が萎縮していってしまうので、情報を取り入れることができなくなる。つまり、記憶ができない状態です。

一方で、「スマホ認知症」とは、スマートフォンを目的もなく見ていると、情報がどんどん脳に入ってきます。その膨大な情報に脳が疲れてしまうことにより、今度は情報を取り出すことができなくなってしまう。

記憶している、覚えている。しかし、その引き出しがどこにあるのかが分からない、引き出しから取り出せなくなってしまうというのが「スマホ認知症」です。