二重価格に外国人観光客は

インド人観光客
「観光の収入源になるわけですよね。現在の観光業はそういう仕組みが普通です。もう少し価格を下げてくれると嬉しいですが、まあ妥当な金額だと思います」

ドイツ人観光客
「外国人価格が事前に分かっていれば、これは支払うけどこれなら支払わないと自分で決めることができるので大丈夫」

オランダ人観光客
「ヨーロッパで私たちが無料で教会に行けるように、タイの人たちにもその権利はあると思います」
「二重価格に不満があるなら海外に行かない方がいい。家にいなさい」

二重価格は、タイ国内各地の国立公園など多くの観光施設で導入されていますが、運用の仕方は自治体や事業者によって異なります。

例えば、動物園の「サファリワールド」は、タイ人が大人1人800バーツ(約3200円)外国人が大人1人1500バーツ(約6000円)ですが、労働許可証を持っているタイ在住の外国人であればタイ人と同じ価格になります。
容姿や言葉で判断も

タイ名物の三輪バイク「トゥクトゥク」も二重価格です。

タイ人スタッフ
「チャイナタウンまでいくらですか?」
運転手
「150バーツだよ」
運転手は、タイ人の取材スタッフに150バーツ(約600円)と言いましたが、日本人の記者が同じ距離の料金を尋ねると・・・

運転手
「300バーツだ」
2倍の300バーツ(約1200)を求められました。容姿や言葉で、タイ人かそうでないかを判断しているようです。














