「服装・髪色」自由でモチベーションに変化

身だしなみルールの緩和は、企業の従業員のモチベーションに変化をもたらしているようです。

2022年に店舗従業員の髪色を自由にした「ドン・キホーテ」。

ドン・キホーテ パート・アルバイト(20代)
「お客様から『同じカラー剤を買いたい』と相談された」

ドン・キホーテ パート・アルバイト(30代)
「良い意味でも悪い意味でも、お客様に覚えてもらえるようになった」

2025年1月に発表された社内調査で、回答した半数が髪色を変えたことで、モチベーションが上がったと答えました。また入社する際、「髪色自由化」を意識したと回答した人がおよそ7割にのぼったといいます。

少しずつ変わっていく、働く側の意識。

栃木県足利市で80年つづく「まぐろ加一」。

ツートンのヘアカラーにタトゥーが入った指先でマグロをさばくのは、店の4代目・トチョニカペペさん(25)です。とても奇抜な外見ですが、お客さんからクレームはないのでしょうか?

トチョニカぺぺさん
「私がものを運ぶのに道を通ると、すごいあからさまに避けられたり、視線がいたかったのと、言葉にだいぶやられてた」

貫いた自分スタイルのようにも思いますが…

トチョニカペペさん
「自分らしさって周りから沢山言われるが、自分自身はそんなふうには思っていなくて。うまく呼吸をしやすい方をとった結果が、今なんですよね。私は先に行ってるように見えますが、世間のみなさんとぶつかることがとても多いです。誰かにギュッギュッとされた状態は生きづらいし、私も戦っていきたいです」