中型イカ釣り漁船が八戸港を出港して北太平洋の漁場へと向かいました。
狙うのは「ムラサキイカ」です。

出港したのは中型のイカ釣り漁船10隻です。

5日は午前中から船に荷物を運びこむなど準備が進められました。

八戸港の去年のイカの水揚げ量は約7600トンです。

前の年からは1167トン増えたもののスルメイカは不漁が続いていて関係者は今シーズンの漁に期待を寄せています。

第十二源榮丸 田村達尚さん
「近海のスルメイカも壊滅的状態で今年もあまり期待できないという話があるのでやっぱりどうしても夏のムラサキイカ漁にかけるしかないので、まあ例年より10日くらい早いですけど、ムラサキイカ漁で勝負つけるくらいの気持ちで行きます」

家族や関係者に見送られながら出港した船は1週間から10日ほどかけて漁場となる北太平洋に向かいます。

そして、このあと出港する中型イカ釣り船とともにムラサキイカ漁を行い、7月中旬には八戸港に水揚げする予定です。