■バレーボール・大同生命SV.LEAGUE チャンピオンシップ 決勝 第2戦(5日、千葉・LaLa arena TOKYO-BAY)

SVリーグの初代王者を決めるチャンピオンシップの決勝の第2戦。第1戦で先勝したサントリーサンバーズ大阪(レギュラーシーズン2位)がセットカウント3ー0(29ー27、25ー16、25ー22)でジェイテクトSTINGS愛知(同4位)に2連勝し、SVリーグの頂点に立った。※2戦先勝方式

第1セット、序盤からサイドアウトが続く展開。負けられないSTINGS愛知は司令塔の関田誠大(31)が観客席までボールを追いかける必死のプレー。しかし立ち上がれず苦悶の表情を見せる関田だったがそのままプレーを続行した。その後、サントリーは髙橋藍(23)のサービスエースなどで4連続得点とリードするも、STINGS愛知が徐々に詰め寄った。お互いにセットポイントを奪うも最後は髙橋藍がレフトから決め、29ー27でサントリーが先取した。

第2セットは出だしからサントリーが5連続得点とリードした。サントリーは髙橋藍のサーブから身長2m18cmのムセルスキー・ドミトリー(36)や攻撃力の高いデアルマス・アライン(24)などでSTINGS愛知を突き放し圧倒。STINGS愛知もブラジル代表のソウザ リカルド・ルカレッリ(33)や日本代表の宮浦健人(26)のスパイクで食らいつくも25ー16で振り切られた。

あとがなくなったSTINGS愛知はここまでスパイク決定率の悪かったアメリカ代表のデファルコ・トリー(28)が力強いスパイクなどでリード。王手をかけたサントリーは追いかける展開となった。しかしサントリーはリリーフサーバーの甲斐孝太郎(23)のサービスエースなどで同点に追いつき、その後は一進一退の攻防。それでもサントリーのムセルスキーのサービスエースや髙橋藍のバックアタックで得点を重ね勝利を決めた。サントリーは昨年12月の天皇杯との2冠を果たした。MVPは髙橋藍が選出された。

優勝インタビューで髙橋藍は「やり切った感じです。嬉しい気持ちです」と喜びを語った。


■男子・決勝 
第1戦 5月3日 サントリー 3ー2 STINGS愛知
第2戦 5月5日 サントリー 3ー0 STINGS愛知