清涼感がある薬味として好まれるミョウガの出荷が、広島県の大崎上島で始まっています。

土の中から顔を出しているのは島の温暖な気候で育ったミョウガです。

大崎上島町の成定祐司さんは、県内で唯一、ミョウガを栽培しています。

県内で流通している95パーセント以上が高知産と言われているミョウガ。成定さんは、年間を通してミョウガの需要があることから島の新たな特産にしようと、19年前から栽培を始めました。

成定さんが栽培するミョウガはシートで紫外線を遮って栽培するため鮮やかなピンク色でえぐみが少ないのが特徴です。また、ハウスで栽培することで生育が安定して露地物よりおよそ3か月早く出荷することができます。

ミョウガ生産者・成定祐司さん「広島県で作った物を広島県の皆さんに食べて頂くというのが、非常に新鮮でミョウガの香りを非常に一番楽しんで頂ける」

ミョウガの収穫は、10月下旬まで続き、2024年と同じ約3トンの出荷を見込んでいます。