ウクライナメディアは、ゼレンスキー大統領が、ロシアが一方的に表明した72時間の停戦を拒否したと報じました。

ロシアのプーチン大統領は、9日の対ドイツ戦勝80年の記念日に合わせ、現地時間の8日午前0時から11日午前0時までの72時間停戦すると一方的に表明していましたが、ウクライナメディアは3日、ゼレンスキー大統領がこの停戦表明について「3日間では何も合意できない」と述べ、拒否したと報じました。

ゼレンスキー氏は停戦実現後にロシアとの和平交渉を行う考えを示していて、「本当に和平交渉の用意があるのであれば、アメリカが提示する30日間の完全停戦に応じるべきだ」と述べたということです。

ロシアでは首都モスクワで9日、対ドイツ戦勝80年を記念する軍事パレードが行われ友好国の首脳らが出席する予定で、ゼレンスキー氏は、この日に合わせたプーチン大統領の一方的な停戦表明は「芝居がかったパフォーマンスだ」と非難したということです。