熊本地震からの復旧工事が完了した熊本県の阿蘇神社で、7月に行われる「おんだ祭り」に向けた神事が行われました。

国の重要無形民俗文化財に指定されている阿蘇神社の「おんだ祭り」は豊作を願う神社最大の祭りで、3日は祭りに奉納する稲を60年以上作り続けている小代勝久(しょうだいかつひさ)さんの自宅で稲の種を蒔く神事「播種(はしゅ)祭」が行われました。


「立派な苗を作り奉納しなくてはならないと、きょう改めて肝に銘じた」
(祭りの稲を作る 小代 勝久さん)


神事の後、種もみは育苗箱に蒔かれ、1か月ほどして田植えを行い、祭り当日、神前に捧げられます。

阿蘇神社の「おんだ祭り」は7月28日に行われます。