マダニが媒介する感染症「SFTS」について、宮崎県内のSFTSの患者数を月別に表したものです。
県内では、2013年以降、累計で118人の患者が確認され、月別では4月から9月にかけて増加する傾向にあります。
そして、特に5月は突出して多くなっています。
県内では、先月、SFTSと診断された80代の男性が死亡していて、県は、マダニにかまれないための対策を呼びかけています。
マダニを介して感染するSFTS。
ウイルスを持つマダニにかまれると発熱や嘔吐、それに、下痢などの症状が出るほか、最悪の場合、死に至ることもあります。
県内では先月、西臼杵郡に住む80代の男性がSFTSと診断され、その後、死亡。
男性は発症前、農作業をしていたということです。
(宮崎県薬務感染症対策課 今村康平さん)
「外で作業をしていてマダニにかまれてしまう事例は報告を受けている。外で作業をする際には露出を少なくして、首元にタオルを巻いて、刺されないということを大事にしてほしい」
県は、屋外での作業や山間部へ出かける際は、長袖、長ズボンを着用するほか、虫よけスプレーを使うなどの対策を心がけてほしいと呼びかけています。
(宮崎県薬務感染症対策課 今村康平さん)
「これから気候も暖かくなってきて、マダニが活動的になってくるので、野外に出る際は気を付けていただきたい」
マダニは服にくっつくこともあるので、帰宅後はすぐに上着を脱いでシャワーを浴びることも大切です。
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