3日からの4連休を前に、宮崎県日南市では、宮崎海上保安部などが観光船の事業者に安全指導を行い、事故防止を呼びかけました。

安全指導は宮崎海上保安部と宮崎運輸支局が合同で行ったもので、このうち、日南市南郷町の人気の水中観光船「マリンビューワーにちなん」では、救命胴衣や緊急時の通信手段などについて点検しました。

宮崎海上保安部では、2022年に発生した北海道知床半島沖での観光船の沈没事故を教訓に、毎年、こうした安全指導を行っています。

(宮崎海上保安部交通課 長友春彦課長)
「3年前の知床遊覧船事故では、当時を振り返ると、無理な運航や船体設備の点検がされていなかったということで多くの犠牲者が出ていますので、こういった事故を2度と起こさないように取り組んでいきたい」

2日は、このほか、目井津港と大島を結ぶ市営の旅客船「あけぼの」でも点検と安全指導が行われました。