「砂抜き」 海水がない場合は水道水1リットルに塩大さじ2杯
(東洋産業 大野竜徳さん)
「貝の健康診断も無事終わり、ここからようやく砂抜きと仕上げに移ります」
「6つのコツがあります!」
・直射日光や風の当たらないところに置く
「直射日光が当たらず、エアコンの風も当たらない場所がいいですね。玄関先など、薄暗くて落ち着く場所にバケツや発泡スチロールを準備します。新聞紙や光を通さないプラスチック板でふたをするとなおよいです」
・持ち帰った海水の温度に合わせる
「海水は、大体20~25℃くらい。バケツや発泡スチロールに海水を移して温度を合わせます。冷やしすぎたり温めすぎたりすると砂を吐いてくれません。手を漬けて、私たちが入るプールにしては少しひんやりかな?くらいがいいです」
「温いお風呂くらいになったら貝には暑すぎます。海水を入れてみて、貝が漬からないようなら、塩水を追加します」
「海水くらいの濃さを目指すと、1リットルの水に大さじ2杯弱くらい。水は水道水がいいです。ミネラルウォーターなどはよくありません」
「ちょうどよさそうな温度になったら準備OK」
「ちなみに、日本でよく食べられているおなじみのシジミはヤマトシジミといわれる海水よりちょっと薄い汽水域を好みます」
「海水より気持ち薄いくらいがよいのですが、逆に真水だと急速に弱りますので要注意!」
