大型連休、潮干狩りに出かける人も多いですね。
潮干狩りで採ってきた新鮮な貝。「砂抜き」に失敗すると台無しです。

生物に詳しい東洋産業の大野竜徳さんに、砂抜きの方法を教えてもらいます。

(東洋産業 大野竜徳さん)
「ひと手間加えてジャリッとおさらば。貝の砂抜き術をご紹介します」

「あまり砂をかんでいない貝もいますが、砂抜きをすると貝が吸い込んでいた汚れも吐いてくれるので、ちょっと面倒ですが、おいしく食べるため、と考えて手間を惜しまず準備しましょう!」

潮干狩りの「現場」からすでに始まっている

(大野さん)
「まず、潮干狩りに出かけて貝を持ち帰るとき、ここからすでに準備は始まっています」

「持ち帰るときのコツは2つ」

・海水を持ち帰ろう
「採れた量によりますが、後で砂を抜くためにこれが重要!
2リットルペットボトルに数本、貝がいた場所の海水を汲んで帰ってください。バケツに入れた貝が漬かるくらい、を2回分くらいあるといいですね」

「二枚貝は生き物です。突然環境が大きく変わると貝が警戒してふたを閉じたまま動いてくれなくなります。砂を気持ちよく吐いてもらうには貝がいた場所の海水が一番です」

・水につけっぱなしはダメ、いったん水から上げて冷暗所で持ち帰ろう

「海水の中にいた貝だからといって、水につけたまま持ち帰るのはNG。かといって乾燥も苦手なので、バケツの中に放置で持ち帰るのは良くないです」

「温度がコロコロ変わるのも貝にとってはダメージです。ザルや網に入れて、発泡スチロールやクーラーボックスで持ち帰るのが良いです」

「できればタオルや新聞紙、キッチンペーパーを海水で濡らしてザルや網を覆っておくと、乾燥もせず、薄暗い環境でストレスがかかりにくくなります」

「保冷剤も使って冷やしすぎず、暑くなりすぎないよう意識しましょう」