きょう5月1日は、メーデーです。県内でも労働団体などが賃上げや公正な社会の実現を訴えました。

長野市で開かれた連合系の県中央メーデーには、主催者発表で68組合・およそ2000人が参加しました。

連合長野・根橋美津人会長:「社会の分断を防ぎ、誰もが安心して働き、暮らしていける平和な世の中をつないでいくことは、働くものにとって世界共通の課題です」

戦後80年の今年は「平和や民主主義あっての労働運動」とのメッセージを打ち出し、特別決議を実施。格差の是正や中小企業への賃上げ拡大などを盛り込んだメーデー宣言を採択しました。

一方、長野市で行われた県労連系の中央メーデーには主催者発表でおよそ500人が集まり、賃金アップやジェンダー平等を呼びかけました。

県労連 細尾俊彦議長:「どんなに賃金が上がっていても、物価高騰に3年にわたって対応しきれていないそういう現実です」

また、多くの企業で初任給が引き上げられている一方、40~50代の賃上げは低額にとどまっていると訴えました。

集会の後、参加者は横断幕やプラカードを掲げて中央通りをデモ行進しました。