開催中の大阪・関西万博の自治体催事として、きょう(30日)から香川県が出展しています。国の内外の人に香川の魅力を体感してもらい、訪れてもらおうという狙いです。

(池田豊人香川県知事)
「香川に行こう、また香川の人に会いたいと思えるような催事にしたいと思いますので、どうぞ宜しくお願い致します。」

万博の展示場できょう始まった香川県の催事。

(米澤秀敏キャスター)
「万博のエキスポメッセの中にある香川県のブースです。「せとのかけはし号」という名前で帆船をイメージした中にはそれぞれの市や町が自慢の品をPRしています。ものすごい熱気に包まれています」

会場には海外にも輸出されるほど人気の高松の盆栽や丸亀うちわなど様々な特産品が展示されています。

「こちらは東かがわ市の手袋です。」

(アーバン工芸(東かがわ市)内海公翔社長)
「これちゃんと手袋です。うどんを表現しているんですけど、ちゃんと手袋としての機能も兼ね備えていて、ぜひ写真に撮っていただきたい」「ここにある手袋は全てうどんをコンセプトにしていて、手袋だけじゃなくて本物のうどんを手袋の技術で表現しようという試みもやっています」

さらに、厚く塗った漆に模様を彫りつける香川漆器の伝統技法「彫漆(ちょうしつ)」の実演も。香川の伝統産業をアピールします。

(外国人)
「たくさん見るものがあって、美味しいものもあった。職人たちの実演も見られて興味深い」

そして、香川の食をPRするコーナーも。万博のために開発したカレーうどんです。麺はグルテンフリーで仕上げていますがコシはしっかりあるようです。

「コシがすごいです。」「(香川県のうどんを)一回食べてみたかったので。美味しいです。すごく」

オリーブ牛の試食も。

(記者)「おいしいですか」「美味しくないわけないですよ」

会場では瀬戸内の島々で開催中の現代アートの祭典、瀬戸内国際芸術祭も紹介しています。香川県の観光PR動画も流し万博との相乗効果を狙います。

(池田豊人香川県知事)
「こんなに賑やかな感じで多くの方に来ていただけるブースができたことを本当に嬉しく思いますし、オープンできてほっとしています」「香川県のそれぞれの市や町の方の熱い思いがこの展示場に詰まっている感じがしました。うどんだけではない香川のいろんな魅力を存分に味わって、実際、香川に来てもらいたいと思います。」

香川県のブースは5月3日まで。期間中は、香川と大阪の高校生による花いけバトルや、獅子舞など伝統芸能のステージも行われます。