春の訪れを告げる可憐な花々が、新潟県南魚沼市の六万騎山を彩っています。
豪雪地帯として知られるこの地域に、淡い紫色のじゅうたんを広げるカタクリの大群生。「まさに“全山カタクリ”ですよね」と地元の人が語るその光景は、まさに“春の絶景”そのものです。
南魚沼市の六万騎山地蔵尊登山口。
ここから始まる約30分のトレッキングコースは、春の訪れを感じさせる花々で彩られています。

今年は例年に比べて雪が多く、雪解けも3〜4週間ほど遅れているそうです。
【六万騎山遊歩道の会 会長 小幡剛久さん】
「日当たりのいい所は早めに雪が解け、咲き始めている」
雪解けとともに姿を現すのは、カタクリだけではありません。
女性に人気の「コシノコバイモ」も、可憐な姿を見せています。


【東京からの登山客】
「この時期にしか咲かない花ですね。いつもは下向き。でも、これはみんなに見てもらいたくて、顔を上げている」