去年の地震以降、被災地で増加している飲酒運転や無免許運転による事故を減らそうと、県警察本部に部署横断型の取り締まりチームが発足しました。

「悪質危険運転者取り締まりチーム」は県警察本部で交通違反の取り締まりを行う交通部に加え、被災地でのパトロールに当たる生活安全部など3つの部が連携して結成されました。
警察によりますと、津幡町と内灘町より北の地域では、去年1年間で人身事故が前の年より27件多い271件で、このうち飲酒運転や無免許運転は7件と、前の年より4件多くなりました。
県警察本部交通指導課・山下謙太郎次席
「交通事故や悪質・違反というのは復興に対して障害になると思う。そういうものを取り締まりチームを導入して排除し復興を推進していきたい」
警察は、被災地での道路状況の悪化や生活環境の変化から事故が増加しているとみていて、取り締まりやパトロールを強化することにしています。